開発事例

土地開発事業

⾃社運営施設閉鎖事例

完成までの期間:

新規事業で開始したゴルフ練習場から商業モール開発へ

ゴルフ練習場の撤退危機から、総事業費26億円の商業モール開発へ。
経営再建を実現した逆転プロジェクト。

約6,000坪の敷地で新設したゴルフ練習場事業(投資総額16億円)。
しかし、単独事業としてのキャッシュフローでは経営を支えきれず、約4年で撤退を決断。
残ったのは、借入金・リース残債14億円という厳しい財務状況でした。

そこから当社は、土地開発による再生シナリオへ即座に舵を切り、
3区画×2,000坪の宅地・商業開発を同時並行で開始。
造成・建設・販売をワンストップでまとめ上げ、
総売却額26億円を達成。金融債務をすべて完済し、事業を再生させました。
その跡地には、物販店とドラッグストアを核とした商業モールが誕生し、
地域の新たな生活拠点として再活用されています。


▼ この案件が“特別に難しかった”理由(=当社の強み)

1. 情報チャネルが独自ルートでしかたどり着けない案件だった

売却情報の入口は、近隣対策業者という独特なチャネル。
地場ゼネコンの営業部長経由で当社に情報が入り、
一般の不動産会社とは全く違う経路で案件にアクセス。
この“情報力”が、競争を避ける決定的な一手となりました。

2. 売主は上場デベロッパー。会社清算の特殊状況

売主は上場不動産デベロッパーで、会社清算に伴う資産売却。
担当者は清算完了後の独立も視野に入れており、
当社は現場で確実に信頼関係を構築し、売主側の意思決定を完全にグリップ。

3. 名だたる競合の中、実態は“相対取引”に持ち込んだ

信託銀行、銀行、仲介会社など、あらゆるプレイヤーが殺到。
しかし当社は営業部長を完全に押さえ込み、
価格・スキーム・スケジュールをすべてコントロール。
結果、競合は形だけで、実質的には当社との相対取引となりました。

4. リーマンショックで金融市場が止まっていた時期

他社の多くは銀行からの融資が引けず、仕入そのものが困難。
当社は独自の資金力でプロジェクトを押し切り、
この“逆風下で買える力”が、選ばれた最大の理由となりました。


▼ プロジェクト成果

  • ゴルフ練習場撤退 → 商業モール開発への転換

  • 総事業費26億円、総売却額26億円を達成し、14億円の債務を完済

  • 宅地造成〜商業テナント誘致まで一貫対応

  • 地域の生活利便性を高める商業モールへと再生


▼ 事業概要

  • 用途:物販・ドラッグストア・シルバーマンション

  • 開発内容:用地取得/造成開発/建設/販売

  • 総事業費:26億円