「不動産コンサルティングマスター」代表大澤の論文・小論文

若いから許される。その意味に初めて気づいた日

ー代表大澤の「不動産プロフェッショナル」講話 Vol.3ー

 

26歳の時に、マンション販売会社を退職、実家に戻り、何とか食って行けるように、どう考え、どう行動したか?

売残りファミリーマンション、新築投資マンションは売れても、不動産で食っていくことは、全くの素人である、と思い知った状態。
自分に何が出来るか?

そこで最初に向き合ったのが、この2つだった。

 

① 自分より遥かに、経験、知識、力のある人にアプローチする時の、考え方。

② 成果は新規面談量を増やし続ける。とにかく、新規訪問。

アポ無し80%。車移動だったので、1年間を振り返ると、年間走行40,000キロ。

“動き続けるしかない”と腹を括った26歳の自分がいた。

 

青春(サムエル・ウルマン 宇野収・作山宗久訳)

青春とは人生のある時期ではなく
心の持ち方をいう。
バラの面差し、くれないの唇、しなやかな手足ではなく
たくましい意思、ゆたかな想像力、もえる情熱をさす。
青春とは人生の深い泉の新鮮さをいう。

青春とは臆病さを退ける勇気
やすきにつく気持ちを振り捨てる冒険心を意味する。
ときには、20歳の青年よりも60歳の人に青春がある。
年を重ねただけで人は老いない。
理想を失うとき はじめて老いる。
歳月は皮膚にしわを増すが、情熱を失えば心はしぼむ。
苦悩、恐怖、失望により気力は地にはい精神は芥(あくた)になる。

60歳であろうと16歳であろうと人の胸には
驚異にひかれる心、おさな児のような未知への探求心
人生への興味の歓喜がある。
君にも我にも見えざる駅逓が心にある。
人から神から美、希望、よろこび、勇気、力の
霊感を受ける限り君は若い。
霊感が絶え、精神が皮肉の雪におおわれ
悲嘆の氷にとざされるとき
20歳だろうと人は老いる。
頭を高く上げ希望の波をとらえるかぎり
80歳であろうと人は青春の中にいる。

 

この詩は、当時の自分の背中を押した言葉だった。
そして行き着いた結論が、まず、この考え方だった。

 

若いから許される。

では、「若い」とは何か?

 

ウルマンの詩にもあるように、若さとは年齢そのものではなく、

臆病さを退ける勇気、未知へ踏み出す冒険心、そして情熱を持ち続ける心の状態のことだ。

 

そして気づいた。

相手がどんなに偉い、偉いと言われている人でも、「所詮は同じ人間」だ。

 

だから、恐れずに会いに行けばいい。

経験が足りなくても、知識が追いついていなくても、

若さという“挑戦する権利”があるうちは、前へ踏み出せば必ず道は開ける。

 

この考え方が、26歳の自分を支えた。

そして今でも、原点として大切にしている。