「多くの買主候補」は不動産の高値売却の鍵

2024.01.19 | ブログ 経営者のための 事業用不動産「超高値」売却術

買い主候補との面談の方法や注意点については、あまり知られていないことが多いようです。

そこで、この記事では、私自身が不動産を売却した経験から、面談のコツやポイントをお伝えしたいと思います。


面談は短時間で済ませる

不動産の概要を伝えるだけで十分です。長く話すと、余計な情報を漏らしてしまったり、相手に飽きられたりするリスクが高まります。

私は、1人あたり10分程度で面談を終わらせるようにしていました。空き時間が1時間あるなら、1人とじっくり話すよりも、6人と短く話す方が効果的です。また、次々に別の人とのアポイントを入れておくと、自然に時間を区切ることができます。

次に、面談する相手の業界を多様にすることも重要です。不動産の価値は、買う人によって大きく変わります。そのため、できるだけ多くの視点から見てもらうことで、高値で売れる可能性が高まります。

私は、不動産仲介事業者以外にも、建売業者やハウスメーカーなどの住宅系、金融機関やコンビニなどの商業系など、約300社の買主候補と面談しました。高値売却を目指すなら、最低でも5つのカテゴリからそれぞれ地元のトップ3を選んで面談することをおすすめします。


情報漏れに気をつける

面談する場所にも注意が必要です。自宅や会社に呼ぶのは避けましょう。

家族や従業員には売却契約が決まるまで廃業について知られない方が良いですし、買主候補と接触することで情報漏洩のリスクもあります。

私は自宅や会社の近所にある喫茶店で面談をしていました。不動産売却は新たな事業なので、仕事場や家庭とは切り離された場所で営業する方が適切だと思います。

以上、不動産売却時に行った面談の方法や注意点です。多数の買手候補と効率的に面談することで、高値売却への道が開けるはずです。ぜひ参考にしてみてください。